能はかつて、祭礼の中に組み込まれ「能は神様に見せている」と比喩されるような機能を持っていました。 一方で、私たちの暮らす世界は情報技術が発達し、「神様が見ている」と比喩できるような非人間的視覚を 手に入れつつあります。そこで今回は能楽堂を「神様が見ている」ように情報技術を使って実際に見てみ る事で、「神様が見ている」と比喩されるような能の持つ機能、テクノロジーとしての能について考えま す。それは能というテクノロジーを相対化しようという試みであると同時に、我々の持つ情報技術が私た ちに何をもたらすのか考えるきっかけになるのではないでしょうか。